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どまつりブログ

「第16回どまつり合宿レポート」の記事一覧全10件

大空小学校 初代校長 木村泰子先生

参加者からの質問にも答えていただきました

ずらりと並んだ木村先生へ質問したいこと

涙が出るほど心揺さぶられる講演会でした!

上井先生との掛け合いも面白い♪

合宿2日目朝には、ドキュメンタリー映画「みんなの学校」の舞台となっている大阪市立大空小学校初代校長 木村泰子先生をお迎えして講演会を開催しました。

 


大空小学校とは?
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大阪市立大空小学校。大阪市住吉区にある公立小学校。2012年度の児童数・約220人のうち、特別支援の対象となる数は30人を超えていたが(通常学級数6・特別支援学級7)、すべての子供たちが同じ教室で学ぶ。
教職員は通常のルールに沿って加配されているが、地域の住民や学生のボランティアだけでなく、保護者らの支援も積極的に受け入れた「地域に開かれた学校」として、多くの大人たちで見守れる体制を作っている。学校の理念は「すべての子供の学習権を保障する学校をつくる」であり、不登校はゼロ。
唯一のルールとして“自分がされていやなことは人にしない 言わない”という「たったひとつの約束」があり、子供たちはこの約束を破ると“やり直す”ために、やり直しの部屋(校長室)へとやってくる。テレビ版「みんなの学校」の放送後には全国各地から、支援を必要とする子どもたちが数多く、校区内へと引っ越している。
(参照:みんなの学校公式サイトより)
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木村先生はその初代校長先生。現在、講演活動で全国各地を飛び回ってみえる大阪のおばちゃん。「みんながつくるみんなの学校」をすべての子どもを多方面から見つめ、全教職員のチーム力で「すべての子どもの学習権を保障する学校をつくる!」ことに情熱を注ぎ、ものすごくパワフルな木村先生。


学校を外に開き、教職員と子どもとともに地域の人々の協力を経て学校運営にあたる。特別な支援を必要とされる子どもも同じ教室でともに学び、育ち合う教育を具現化しました。


今回の合宿が動き出した、昨年9月。
“次回の合宿は、心が揺さぶられるような合宿にしたい”という思いからスタートしました。

そんな中で、上井靖先生からご紹介いただいた「みんなの学校」の映画、そして木村泰子先生。
はじめは、どまつりと直接関係ないのでは?と思っていましたが、事前に映像を見て、木村先生のご講演を聞いて、実行委員会がまず心揺さぶられました。小学校は多くの人が経験した学びの場。学校だけに頼らず、家庭、地域社会みんなが関わり、子どもたちを育てていく。その時に重要なのが、「主語は子ども」であること。自分が自分らしく学べる、学校を作っているのはひとりひとり。それを、チームに置き換えるとチームを構成しているのは、ひとりひとり。それぞれの立場で“主体性”がそこにはありました。


講演では、涙が出るほど心に刺さる言葉の数々をいただきました。木村先生のお言葉の中で、私は特にこんな言葉が忘れられません。

 

・自分が自分らしく自分の言葉で語る
・社会のニーズが変わる。変わり続ける自分。
・自尊感情が高い=自尊感情が高い人は困難に出会っても粘り強く努力する
・1人の失敗に気づいたら、周りの同僚がやり直す
・失敗することを恐れない
・この子が暴れるから…だから周りがどう変わればいいか
・自分と違う考えを持つ人がいるからこそチームが進化する
・一人の人間の学びに向かう楽しさ

 

前日に合宿参加者が木村先生に聞きたいこと=Qを事前に紙に書いてお渡し、講演会の中でその質問に答えていただく形式もとりました。その中で多くの質問寄せられたこと。「リーダーに求められるものは何ですか?」「リーダーの役割は何ですか?」「組織を作るうえで、リーダに必要なものは?」など、リーダーに関するQがたくさんありました。

 

その答えとして、木村先生が語った「リーダーの条件は3つある」。

 

大空小学校のリーダー的存在を担ってきた6年生が卒業するときに、6年生から「小学校のリーダーはおまえ達に任せた!」とサブリーダーの5年生に大きなバトンを受け継ぎます。次にリーダーになる5年生は、そのバトンに書かれている3つリーダーの条件と共にリーダーの役割を受け継いでいきます。

 

リーダーの条件、それは・・・

 

一、先生に頼らない
二、しんどいいやな仕事は自分がする
三、文句を意見に変える

 


なんと、これ、大空小学校の生徒のみなさんが考えたリーダーの条件なのです。これには、脱帽です。小学生のまっすぐな心から、これまで大きなことを教えてもらえるとは。

 


特に、「文句を意見に変える
・文句は人と人が繋がらない。意見は言っている主体がそこにある。
・文句は主体性がない。意見は社会を変える。

 


自分自身の心に刻みました。生きていくうえで大切なことを気づかせていただいたご講演でした。もっともっとお話をお聞きしたかったので悔やまれます。

 


木村先生のお話や映像を通して、今回の合宿で皆さんに感じていただきたかったことは、
【多様性を受け入れること】

【多様性を受け入れることで自分にとっても学びがある】

ということ。

 


社会が多様化するうえで、どう自分が変わっていくのか。柔軟に変化し続けることが求められていると感じた講演会でした。

 

木村先生から「どまつり合宿、すごいですね。日本の未来を担っている合宿だと感じました。」とメッセージをいただきました!この合宿で感じた気づきや学びを、390人ひとりひとりがそれぞれのチームや生活、地域社会に持ち帰り、そこでまた学びの輪が広がっていく。その効果が少しでも社会を変えていくチカラになるのではないかと期待を添えていただきました。

 

多くの学びをいただいた講演会。木村先生ありがとうございました!

 

実行委員会バージョンの未来通知表を作成

上井先生からのKPTTh法のアドバイス

どどーんと8枚の模造紙でそれぞれを振り返り

事業のあとの振り返りは次に繋げる大事な時間です

びっしりコメント書いてもらいました!

1月23日、合宿実行委員会で合宿の振り返り(反省会)を行いました。いつもどまつりでは事業が終わった後には、KPTA法・・・「Keep(続けること)」「Problem(不満点)」「Try(試したいこと)」「Action(やること)」で振り返りますが、今回はKPTThとして、Keep(続けること)」「Problem(不満点)」「Try(試したいこと)」そして最後を「Thanks=感謝すること」に置き換えて振り返ってみました。

 


振り返る項目は、①実行委員会スタート時、②開会式&第一部全体セッション、③第二部ステップアップ・セッション、④第三部映像上映会、⑤交流会&語らい部屋、⑥第四部木村先生講演会、⑦第五部未来通知表・クロージング、⑧閉会式&片付け。合宿の一連の流れそれぞれをKPTTh法で振り返りました。

 


次回の合宿に繋げるために、次回の合宿を更にパワーアップして、期待に応えていくために。やるべきことややらなければならないことなどが見えてきた振り返りでした。

 


また最後には、実行委員会も今回の合宿の成果物として皆さんも取り組んだ”未来通知表”にもトライしました。この4か月間合宿の裏方に関わって、実行委員会バージョンに仕立てた未来通知表で「合宿前」と「合宿後」に分けて、この活動で自分がどれだけ成長できたのかを自身で振り返る自己評価と、『あなたにこれから期待すること』をメンバー全員がそれぞれに寄せ書き形式で他己評価で通知表を作成しました。

 


実行委員会メンバーそれぞれ、かなり手ごたえある未来通知表になったようで。自分の成長に繋がる成果物になったのではないかと思います。

 


合宿実行委員会は、チームやどまつり事務局の垣根を越えて1つの事業を同じ立場で一緒につくる年に一度の機会です。その合宿をつくる過程において、どまつりへの想い、未来像、チームの理想の姿など様々な視点で掘り下げ、合宿の内容を構築していきます。多様性をもつメンバーがいるからこそ、そこにはたくさんの気づきや学びがあります。どまつり事務局とチームの有志で構成する合宿実行委員会。ぜひ、来年実行委員会として関わってみたい!という方、大歓迎です!

みんなで『未来通知表』にトライ!

今回の合宿では2日間かけて「未来通知表」を作成しました。未来通知表とは、合宿実行委員会で考案した自己評価と他己評価を交ぜたどまつり版通知表


まずは、合宿1日目の導入編で、自己成長力、社会力、組織力、オリジナル力の5カテゴリ各5項目=合計25項目の内容で「過去~現在の自分の思考や気持ちの棚卸し」をします。

 

項目の一部を紹介すると、

自分の考えを伝えているか度
どまつりやって人生にプラスされた度
家族・会社の理解度
メンバーへの気配り度
チームからあなたへの信頼度
未来に繋げているか度
自分の作品にわくわくしたか度

・・・・・などなど

 

こんな内容で、現在の自分の気持ちを棚卸し。


そして、合宿の2日目。ステップアップ・セッションや講演会など1泊2日の合宿の中で、多様な意見や考え方を共有し、そこでの気づきや学びを吸収したうえで、未来に向けて自分がどう変わっていきたいのかをもう一度同じ項目で記入しました。


さらに、通知表の右側には今回合宿で同じテーブルチームになった他チームの皆さんに、『これからあなたのチームに期待すること』を寄せ書き形式で記入してもらいました。テーブルチームのその人個人を通して、“チームが変わる・更に進化することを期待”して、それぞれに心のこもったメッセージが送られました!


この未来通知表という成果物のお土産は、合宿に参加した人だけでなく、参加した人はぜひチーム内で“こんなこと期待されてるよ!”とか“こんな風に見られているよ!”など、チーム全体へのお土産として合宿の振り返りと共に未来通知表も共有してみてください!

このセッションには55人が参加しました!

上井靖さんの進行で楽しく学びました

ほとんどがシステム思考初体験

桶屋が儲かる原因は・・・?

俯瞰で問題をみて解決策を探る

実行委員会メンバーも助っ人でアドバイス

少しアドバイスが入るとワークが進みます

ワールドカフェの振り返り

ステップアップ・セッションの3つ目は、「#もっと深く~システム思考で紐解く~」の講座を開催。


“風が吹くと桶屋が儲かる”-----
一見すると全く関係がないと思われる場所・物事に影響が及ぶことの喩え。


これはまさに因果のつながりからできています。このことわざからわかるように、その問題の真の解決策は問題のすぐそばにあるとは限らない。「個別最適化ではなく、全体最適化を図りたい」「本質的な問題解決を図りたい」―そういった状況で役に立つのが、システム思考です。システム思考とは、解決すべき対象や問題を「システム」として捉えた方面的な見方で原因を探り、問題解決を目指す方法論です。


このステップアップ・セッションでは、「学習する組織」(原著:ピーター・センゲ,小田理一郎)の著書を参考にアクティブ・ラーニング・ファシリテーター上井 靖さんの進行で開催しました。


そもそも、システム思考とは、複雑・不確実な状況において、全体、対局、構造、根本を見るものの見方・思考法のこと。いわゆる、“木を見て、森も見る”ことです。また、問題を表層的に捉えず、真の問題解決を図る対話手法を学びます。


システム思考で、いまチームで抱えている悩みを紐解くためにはまず「なぜそうなるのか?」という俯瞰で見る視点が必要です。
・今起こっているパターンを明らかにする。
・今起こっているパターンを生み出す相互作用の構造を理解する。
・構造に関わる自身や関係者の意識・無意識の前提を明らかにする。


“システム思考”は、東洋医学的なアプローチ。いわば、漢方薬のようなものです。“論理的思考”は、西洋医学的なアプローチ。外科手術、抗生物質投与などが挙げられます。


言い換えるとシステム思考とは・・・
・対処療法に陥らない問題解決手法
・問題を俯瞰して、急所を捉える
・見えなかった思い込みに気付く技術


そこで、漢方薬投与的(システム思考)な アプローチをしてみよう!ということで、「チームの人数が減ってきた」というどこのチームも問題を抱えそうなテーマで、事前検討ワークをファシリテーションの手法の1つであるワールドカフェで行いました。


まずは、問題のシステムの構造を理解するために、『ループ図』を作成します。ループ図は、とてもシンプルなツールで、基本ルールを覚えればすぐに書けるようになります。ループ図を作成するときにもっとも基本的なルールは、課題となっているシステムの要素(「変数」といいます)を名詞の形で書くことです。変数は、システムの中で増えたり、減ったりするものです。時間と共に変化しうる「状況」や、あなたやほかの関係者の「認知」と「行動」もすべて変数となります。

 

ワーク開始直後、みなさんどこから始めたらいいのか、どうしたら完成なのかがイメージできていなかったので、とても苦戦していました。「変数」を最初、文章の形で表現していたので、そこを「変数化する=“名詞”に置き換えてみる」と作業をしました。例えば、“地域の人がチームのことを知らない⇒認知度”という風に、原因を名詞に置き換えて名詞を組み合わせていくとループしやすくなります。こうして、新たなループがつながるようになりワークがうまく回り始めました。


ワールドカフェの第2ラウンドでメンバーを変えて再度話し合うと、また違った意見や、似たような意見があったりそこのテーブルのループを指摘したりと新たな発見が見つかっていた様子でした。行き詰まった時には俯瞰的に見ると、また新たな視点や考えが出るようなワークでした。


システム思考で考えるときに大事なことは・・・
・今一度、自分たちのループを俯瞰してみよう!
・どんな「思い込み」を発見しましたか?
・「いつも陥ってしまうパターン」は何?
・急所(レバレッジポイント)は何?
・それぞれの気づきをシェアしよう!


こんな視点で物事をとらえてみる。いつもと違った思考から、原因を発見し新たな気づきがあります。このセッションのタイトルにもなった「#もっと深く」物事を見ることによって、解決策は自ずと生まれてくるのです。

どまつり財団 水野孝一専務理事が講座を進行

組織の分析の1例として、名古屋学生チーム『鯱』の事例を紹介

自身と自チームの組織コミットメントと採点

現在の自分の立ち位置を分析することができます

最強フォロワーには3つの立場の人がなりやすいと分析

難しいけど組織を継続していくためには必要な思考

みなさん真剣に楽しく取り組みました

どまつり版ファイブフォースでは笑゛の実例も紹介

「認知度」「期待度」「貢献度」みんなでワークに取組みました!

なかなかこれが難しい、、、

チームのホームタウンから期待され、貢献できるチームを目指して!

ステップアップ・セッション、2つ目のセッション「#もっと長く」「#もっと近く」をご紹介します。#もっと長くは「継続する組織に必要なモノとは。」#もっと近くは「将来のリーダーに成りうる、最強フォロワーを生むためには。」という内容で講座を開催しました。2つに共通することは、チーム・組織を作るために必要なことです。今回は、どまつり財団専務理事 水野孝一さん進行で、この2つの講座を合同開催し、チーム組織づくりについて内面と側面から考えました。

 

まず行ったのは、チームの内面から掘り下げた「#もっと近く」の内容から。“もっと近く”というのは、リーダーとフォロワーの距離感を近くしようという思いからネーミングしました。リーダーシップ行動には、「構造づくり」「配慮」の二要因があることを例示しました。更に、リーダーシップ行動は分化して、複数の非公式リーダーがそのうちの一部を担っている可能性について、名古屋学生チーム『鯱』の事例を基に解説しました。

 

また、「公式的組織」とは対照的な、「非公式な組織」の成り立ちについて触れ、派閥と派閥をつなぐ非公式リーダーの存在を図解しました。公式組織で不足するリーダーシップを、非公式組織のリーダーが担っているとすれば、その非公式組織のリーダーこそ「最強フォロワー」である、ということになります。

 

さらに、組織コミットメントにも着目し展開しました。組織コミットメントとは、個人と所属する組織(あるいは従事する仕事や職業)との関係性(心理的距離)を表す尺度です。組織コミットメントには大きく3種類(情緒的、存続的、規範的)がありますが、総じて言えば、組織コミットメントが高い人の方が最強フォロワーになりやすい、ということです。このセッションでは、組織コミットメントの内容について理解を深めたうえで、一人ひとりの"どまつり的組織コミットメント"を実際に採点してみました。


後半は、チームのこれからを側面からみる「#もっと長く」の内容を実施。
日々変わりゆく環境に適応することの難しさは、企業もチームも同じこと。環境適応力の差が収益力の差であり、チーム力の差になります。マイケル・ポーター著「競争の戦略」よりファイブフォース分析を参考にしながら、"どまつり版ファイブフォース分析"を実際に体験しました。5つの競争要因のうち、"どまつり版"では、チーム内環境を"In Group"チーム外環境を"Out Group"とし、それぞれを"組織コミットメント""ホームタウンからの期待度"によって導きます。このセッションでは、"どまつり版ファイブフォース分析"について理解を深めたうえで、"Out Group"(ホームタウンからの期待度)を実際に採点してみました。

 

複数の記入項目のうち、最も難しかった項目は、ホームタウンへの「貢献度」。自チームの取り組みによって、ホームタウンのどんな課題を解決できるのか?・・・自チームの活躍が社会的課題解決にどのようにつながるのか、という具体的イメージを抱けない、という方が大半だったのではないかと思います。

 

「どまつりチームは、コミュニティの期待にこたえるためにある」ということを再確認するセッションでした。

審査項目「どまつり性」の最後の1枠をみんなで決めるという大胆な提案からスタート

1泊2日かけて、このキーワードをみんなで探りました

まずは対話する前に、どまつりダイヤログの心得を確認

メモを取りながらみんな真剣に聞き入ります

熱弁する水野専務理事

どまつり合宿の第1部全体ワークは、合宿導入編。プロローグとして、過去の合宿の内容を振り返りながら、「どまつりの”ど”に込められた想い」「どまつり性の成り立ち」など、20年の節目に改めて、どまつりの発起人であるどまつり財団事務理事、水野孝一さんが「これからのどまつりの目指す姿」を語りました。

どまつり合宿は、約7割が合宿初参加のメンバーです。合宿でどまつりをテーマに話し合う前に、まずは前提を揃える必要があります。そこで、どまつりの成り立ちや、50年構想へ込めた思い、どまつり性の本意など、あたらめて合宿参加者みんなで共有しました。

どまつりの誕生は、YOSAKOIソーラン祭りに参加した当時の名古屋学生チーム『鯱』のメンバーであった水野孝一さん(現どまつり財団専務理事)らが、“僕たちも誰もが参加できる祭りをつくりたい!”と夢を抱いたところから始まります。さらに、“YOSAKOIソーラン祭りという、あんな大きな祭りを同じ学生がつくっている”ところに嫉妬感もあり、それが祭りを立ち上げる原動力となりました。

もちろん、すぐに支援者も増えたのではなく、お金も順調に集まったわけでもなく、ただそんな中でも、「祭りをつくりたい!」という情熱に期待してくれた大人が、支援の輪を広げて第一回の祭りの開催に至りました。そこには、『若者のエネルギー×具現化する大人の知恵』がありました。このハイブリッドパワーでどまつりが動き出し、今年20周年を迎えることとなります。

また、講演会のもう一つのキーワードが“期待“されること。改めて共有したのは、どまつり50年構想から生まれた、どまつりがこだわる5軸。5軸の一つ「コミュニティづくり」に書かれている【コニュニティ形成のスパイラル効果】は、次の通り。

①地域からの「期待」に気づくこと。

②その「期待」にこたえる「努力」をすること。

③「努力」が実を結び、地域に「貢献」できる。

 
この「期待の連鎖」がコニュニティの核をつくります。

また、今回の合宿では、水野専務理事から“審査項目の「どまつり性」のキーワードをこの合宿で決める”という大胆な提案からスタート。この合宿2日間をかけて、『どまつり性』を表現する、軸になるキーワードを参加者みんなで探っていきました。

2日目のクロージングでは、自分が考えたキーワードとよく似ている人でくっついてさらに考えを深める“マグネットチーム”を結成し、最終的にそのチームで1つのキーワードを作りました。個人で考えたキーワードも、マグネットチームで考えたキーワードも全て参考にさせていただき、事務局で最終決定させていただきます。

この審査項目については、2月9日(金)(公開時間未定)にどまつり公式サイトで公開する【第20回にっぽんど真ん中祭り 参加要項】で発表します!どんなキーワードになるかは、参加要項をお楽しみに!

この講座には約120人が参加しました

みんな楽しんで真剣に考えます

魁のみなさんの実例を紹介

魁の代表 岡本さんと♪スイカをかぶってみました!

12分間でアイデアを108個出すワーク

コンセプトシートに落とし込んでいきます

他のテーブルのコンセプトシートをみんなで共有

コンセプトシートはこんな感じです

ぜひみなさんもトライしてみてください

アイデアシートのネタは今回6種類

アイデアシート 1人3つ書きだします

どまつり合宿 第2部のステップアップ・セッションでは、3つのセッションに分かれて講座を行いました。まずは、1つ目のセッションの「#もっと広く」をご紹介。スイカをかぶる勇気と題し、もっと広い視野で“どまつり性”を考えようという講座です。「どまつり性」を掘り下げると、こんなにも作品の表現に可能性が広がる。少し視点を変え、少しの勇気を持つだけで、チームの魅力が大きく引き立つことを実感できるワークを展開しました。

 

ワークでは、『三英傑』を題材に6人1組が12分間で、なんと!108個のアイデアを生み出すという画期的な手法にトライしました。その中から、「おもしろい!」と思うアイデアに☆を付けていく。キラリと光る星☆=他にはない面白いアイデアを更に掘り下げ、コンセプトシートを完成させるという内容です。コンセプトシートには、「なぜそのアイデアが良いのかとことん褒め合う」「実施にあたって何が問題になるのか(懸念点)」「懸念点をクリアするにはどうすればよいか(対策アイデア)」の3段階で考えました。こうして三英傑からぶっ飛んだアイデアも生まれ、どのテーブルも活発なワークが繰り広げられました!


そもそも、“スイカをかぶる勇気”のモデルになったのが、愛知県刈谷市で活動する『魁』のチームです。結成18年のこのチームは、結成当初から法被や和のイメージで、いわゆるザ・よさこい感あるテイストで作品を創り上げていました。その魁のみなさんが、昨年のどまつりにスイカをかぶって登場したのです。刈谷は知る人ぞ知るスイカの名産地。自分たちの地元である”刈谷”を表現するためにスイカを選びました。それまでの自分たちの殻をやぶり、勇気をもち、スイカをかぶってどまつりに参加。その結果、魁チーム最高位である審査グループ第3位を受賞。このような実話をもとにセッションタイトルが名づけられました。

 

「#スイカをかぶる勇気」のキーワードに隠された本当の意味は、「変える勇気・変わる勇気」です。本質的なものは変えずに、どう変化し続けるか。まさに昨年の合宿の題材にもなった”不易流行”です。
変えよう・変わろうとする決断の裏には、『決断したリーダーの苦悩や不安、メンバーの葛藤や反発、でも勇気を振り絞ってトライしたその先にあった達成感』まであることをお伝えしたかったのですが、、時間の都合上難しく。このセッションでは「キラリと光る☆星をどうやって見つけるのか」のワークに特化し、展開させていただきました。

 

今回のワークのポイントは、アイデアの創出で最も重要なことはアイデアの否定をしないこと、みんなの「イイね!!」を大切にすることです。ぜひ、チームの作品作りにも応用してみてくだささい♪

上井靖先生を囲んで実行委員会メンバーで記念写真☆

おそろいのスタッフTシャツ。背中には名前も♪

最近のどまつり合宿は、チームの有志とどまつり事務局による実行委員会を結成し企画・運営しています。去年のどまつりが終わってから約4か月間、何度も何度もミーティングを重ね、積み上げてきたワーク内容。チームと事務局が一緒になって同じフィールドで合宿を創り上げる4ヵ月間は、実行委員会1人1人が気づきと学びの多い時間を過ごせたと思っています。

祭りに参加する側、祭りを支える側、どまつり歴も多様なメンバーで構成する実行委員会なので、それぞれの立場から、時には意見がぶつかることもあります。その都度、何度もやり直しをして、お互いが納得し合うまで話し合いを繰り返します。そうやって作るミーティングの過程から、実行委員会も多くの気づきや学びがあります。

どまつり合宿は、初参加の方はもちろん、参加経験豊富な方にとっても「手応えや新たな気づきや学びを持って帰っていただけて、期待してもらえる合宿」にする事が一番大切だと思っています。

年に一度、他のチームや立場や経験が違うメンバーで、どまつりや自チームを真剣に考える一泊二日。今年参加できなかった方は、ぜひ来年こそご参加ください!そして、今年ご参加いただいた皆さま、ぜひ来年にもご期待ください!

 

ここで、合宿実行委員会の裏話を少し。

実は、今年の実行委員長、牧 司くん(心纏い 代表)と、副実行委員長の中村 亮太くん(名古屋学生チーム『鯱』前副代表)はなんと”あみだくじ”で決定したのです!

「実行委員長の決め方」も、みんなで話し合います。そこから出てきた”あみだくじで決めよう”という提案。はじめみんな戸惑いましたが、「誰がなっても実行委員長は務まると思う信頼感」と、「誰がなっても周りのメンバーがしっかり支えるという責任感」の2つで納得したうえでこの方法で牧くんと、中村くんが選ばれました!そうして選ばれた2人も、覚悟を決め、アクの強い個性豊かな実行委員会メンバーを、持ち前の明るい雰囲気でしっかりとまとめ、役目を務めてくれました。

実行委員会の皆さん、本当に4か月間お疲れ様でした。本当にありがとうございました!「合宿の振り返り(と打ち上げ)」をするまでが”第16回どまつり合宿”です。引き続きよろしくお願いします。

そして、ぜひ、私も・僕も来年のどまつり合宿の実行委員をやってみたい!という志のある方!ご参加をお待ちしています!

最後に390人で記念写真をパチリ★

#人生にどまつり」をテーマに日本三名泉の下呂温泉は水明館で一泊2日で開催した、第16回どまつり合宿。今年は、北海道から九州まで全国から390人のリーダーの皆さんが集まりました。

皆さんのご協力のもと、全日程が無事に終了しました!今年も多くの気づきや学びがあったどまつり合宿。この合宿の模様は、SNSでも随時発信していましたが、合宿レポートとしてこのブログにも内容の振り返りと共に、当日の様子を今後公開していきます。どうぞ、ブログをお楽しみに☆

ご参加いただきました皆さま、本当にありがとうございました!
合宿終了後も、下呂の街並みを散策したり、美味しい郷土料理に舌鼓できましたでしょうか?

今回の合宿での気づきや学びをぜひチームに持ち帰り、共有してさらに深め、どまつり参加にあたって様々なカタチでその学びを活かしてみてください。

今年は、どまつり20周年
今回の合宿を皮切りに、夏に向けていよいよアニバーサリーイヤーが始動します!
引き続き、どうぞよろしくお願いします!

本日12時より、日本三名泉の岐阜県下呂温泉は水明館で、第16回どまつり合宿がスタートしました!

どまつり参加チームのリーダーやスタッフなど、過去最多の390人が集まり、二日間にわたりみんなでどまつり・チームのことを考え、話し合います。

第1部の全体セッションでは、どまつり財団 水野専務理事から、過去の合宿の内容を振り返りながら、「どまつりの”ど”に込められた想い」「どまつり性の成り立ち」などを改めて全体で共有。そして、“審査項目のどまつり性のキーワードをこの合宿で決める”という大胆な提案もあり!

一泊2日の合宿で、多くの学びや気づき、そして楽しい交流が生まれることを期待します!
 

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